教育共感キーワード

今、教育を変えるには、「つなげる力」が必須なのです。

2014/08/12更新

藤原 和博 氏 (教育改革実践家)

藤原 和博 氏 (教育改革実践家)[教育関係者]

杉並区立和田中学校・元校長
元リクルート社フェロー
教育改革実践家 藤原 和博 氏

一人ひとりの考えを活かし、つなげるために効果的だと言えるものの一つが、ICTといわれる情報技術の活用です。
例えば、授業前に教え方の上手な先生による授業をビデオ視聴して学習内容を予習し、学校の授業では、他者との協働作業や話し合いなど、学校という集団でなければできない活動に時間をつかうのです。
ある企業が、日本全国の指導が上手い先生方のビデオを撮り貯めています。これを学校現場にオンラインで「ビデオ予習授業」の教材として提供するプラットフォームを構築します。この「最高の授業net」プロジェクトでは、「先生」は学校現場の教員にとどまりません。“上手く教える”ことが目的ですから、免許や肩書は関係ありません。塾や予備校の先生、もしくは一般の人も対象になりえるのです。

それぞれのプロが、得意不得意を生かせばいいんです。まさにそれが、“つなげる”ということですね。私のアイディアを具現化するためには、企画にかかわる教育関係の有識者、ビデオ教材を作る企業、教えるプロとしての教員や講師など、さまざまな人が知見を持ち寄ることで動いているプロジェクトです。今、教育を変えるには、こういった「つなげる力」が必須なのです。