最新教育用語集

一 般

21世紀型スキル
21世紀の知識基盤社会・デジタル社会で必要となるコミュニケーションスキル、思考及び問題解決スキル、効果的なコミュニケーションスキルなどを指し、情報活用スキルもこれに含まれる。ATC21S(Assessment&Teaching in 21st Century Skills)という国際プロジェクトにおいてその定義と評価方法に関する研究が行われている。

[参照先など]

Partnership for 21st Century Skills (http://www.p21.org/)
Assessment&Teaching for 21st Century Skils (http://atc21s.org/)

キー・コンピテンシー
OECD(経済協力開発機構)定義する社会において求められる複雑な課題を解決する力。現在、PISA調査(※下記参照)の概念枠組みの基本となっている。
OECDにおける定義は以下の通り:
  1. 社会・文化的、技術的ツールを相互作用的に活用する能力(個人と社会との相互関係)
  2. 多様な社会グループにおける人間関係形成能力(自己と他者との相互関係)
  3. 自律的に行動する能力(個人の自律性と主体性)

[参照先など]

OECDにおける「キー・コンピテンシー」について、文部科学省
(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/016/siryo/06092005/002/001.htm)

生きる力
変化の激しいこれからの社会を生きるために必要となる確かな学力、豊かな心、健やかな体の知・徳・体のバランスの取れていること。現行の学習指導要領の基本指針。

[参照先など]

新学習指導要領・生きる力、文部科学省
(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/index.htm)

社会人基礎力
「職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として、経済産業省が2006年から提唱している。「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」の3つの能力(12の能力要素)から構成される

[参照先など]

社会人基礎力、経済産業省
(http://www.meti.go.jp/policy/kisoryoku/index.html)

キャリア教育
一人一人の社会的・職業的自立に向け、必要な基盤となる能力や態度を育てることを通して、キャリア発達を促す教育

[参照先など]

平成22年度第二次審議経過報告、文部科学省

MOOCs(ムークス)
大学の講義などをインターネット上で無償で提供するオープンコースウェアの総称で、Massive Open Online Course の略。時間的・地理的制約を取り払い、個人の学習機会を広げる手法として注目を集めた。米国のCousera, Khan Academy, edXなどが最大手
JMOOC(ジェイムーク)
日本版MOOCの普及・拡大を目指し、一般社団法人日本オープンオンライン教育推進協議会が、日本全体の大学・企業の連合による組織として2013年に設立。日本発の高等教育のオープンコースの提供を行う。

[参照先など]

JMOOC (http://www.jmooc.jp/)

国際バカロレア
1968年スイスのジュネーブに設立されたインターナショナル・バカロレア機構(IBO)によって提供される国際的な教育プログラム。認定証書(ディプロマ)を取得すれば、世界100ヶ国以上、20,000校以上の大学で入学資格や受験資格を得られる。 文科省はグローバル人材育成施策の一環として、国際バカロレア認定校を2018年までに200校に増やすとしている

[参照先など]

国際バカロレアについて、文部科学省
(http://www.mext.go.jp/a_menu/kokusai/ib/index.htm)
International Baccalaurate
(http://www.ibo.org/)

OECD生徒の学習到達度調査(PISA)
OECD加盟国の多くで義務教育の終了段階にある15歳の生徒を対象に、読解力、数学知識、科学知識、問題解決に関する到達度の調査

[参照先など]

国立教育政策研究所
(http://www.nier.go.jp/kokusai/pisa/)

IEA国際数学・理科教育調査(TIMSS)
初等中等教育段階における算数・数学及び理科の教育到達度を国際的な尺度によって測定し、児童生徒の環境条件等の諸要因との関係を研究するための調査

[参照先など]

国立教育制作研究所
(http://www.nier.go.jp/timss/2011/)

OECD国際教員指導環境調査(TALIS)
学校の学習環境と教員の勤務環境に焦点を当てた国際調査

[参照先など]

国立教育政策研究所
(http://www.nier.go.jp/kenkyukikaku/talis/)

学習スタイルに関すること

アクティブ・ラーニング
学習者が主体となり、個人の学びに能動的に関与する学習の形の総称。認知的、倫理的、社会的能力や、21世紀型スキルに代表される「汎用型スキル」の育成を図るために適していると言われ、問題解決型学習、体験型学習、リサーチ、ディスカッション、ディベート、グループ学習などもその手法に含まれる
学習者中心型学習Student-centred learning
アクティブ・ラーニングの一種で、教師が一方的に知識を提供するスタイルではなく、学習者が学びの主体となること。教師はファシリテーターとしての役割を果たす
問題解決型学習Problem-based learning
学習者のテーマに対する疑問を起発とし、その疑問に対する仮説や課題に対する解決策をさまざまな学習機会を通して検討するアプローチ
プロジェクト型学習Project-based learning
実社会の身近な課題を学習テーマとし、一連の学習活動(プロジェクト)を通し、知識とプロジェクトを遂行するために必要なスキルを同時に身につけるための学習形態
探究学習Inquiry-based learning
情報やデータを収集することによって、学習者に自分たちなりの課題に対する解を求めさせるアプローチ

[参照先など]

Intel® Teach Elements プロジェクト型アプローチ 用語集

個別化学習Personalising Learning
学習スキルや学習に対する動機づけによる機会均等に配慮した教育施策や実践のアプローチ。一般的に、従来の一斉学習の代替として個々の学びのニーズに合った指導を行うことを指す

[参照先など]

OECD教育研究革新センター(編著)、OECD未来の教育改革2 個別化していく教育(明石書店)

協働学習Collaborative Learning
児童生徒がお互いの知識や考えから学び、相互作用を活かして課題解決に臨む学習形態
※認知科学分野においては「協調学習」ともいう
反転学習Flipped Learning/Flipped Classroom
従来の授業における知識提供部分をビデオ等のツールを使い自習で補い、知識をベースとした発展学習を授業時間に行うことで、より協働的、または個々の理解レベルに合った学習が教室で展開できるという手法。
パートナー方式
学習者と教師、もしくは学習者同士が協働してお互いの学びを作りだす学習の形。どちらかが一方に教えるだけでなく、お互いを補い合い、刺激し合うという意識が重要。

[参照先など]

Prensky, Marc., ディジタルネイティブのための近未来教室-パートナー方式の教授法(共立出版)

授業デザインに関すること

逆向き設計Backward Design
学習者に身につけさせたい知識・スキルを明確にした上で、必要な発問、評価手法、学習活動を設計する授業デザインの手法

[参照先など]

Intel® Teach プログラムガイドブック

カリキュラム
教育課程だけでなく、学習活動、教師や保護者など人的リソースなどを含めた体系的な教育活動全般を指す
形成的評価Formative Assessment
学びのプロセスにおいて学習者の理解度や学習上の課題を把握し、成長をうながすための評価手法。教師はその結果をもとに必要な指導やサポートを検討することができる
総括的評価Summative Assessment
一定の学習期間を経て、何をどの程度学んだのか、主に定量的に図るための評価手法。従来型のテストもこれに含まれる
ルーブリック
学習者の取組みや学習のプロセスを、評価規準(評価項目)ごとに、記述子で表現した基準により評価する方法。学習の達成水準が明確化されるため、教師と学習者が認識を共有し、定性的な評価がしやすく、学習者にとっても次の目標やステップを理解できる利点を持つ
アクション・リサーチ
実際に活動をしながらデータを集め、実践の充実につなげる調査方法
インストラクショナル・デザイン
一定の行動を引き出すためのしかけを授業の中に意図的に組み込み、設計すること

[参照先など]

島宋 修、教師のためのルールブック―インストラクショナル・デザイン(米田出版)

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